『三千円の使いかた』を読みました！一番共感できたのは意外にも・・・
インスタグラムの書籍紹介アカウントで知り、なんとなく気になっていた本『三千円の使いかた』
流行りのお金や投資の学習系かと思っていましたが‥‥！
お金の知識がほとんどゼロでも読みやすいストーリー仕立て、しかも年代別の女性に焦点を当てた共感必須の話題作。
その中で一番共感できた人、それは・・・
『沼田翔平(20代の主人公・美帆の婚約者)』
ガーーーーン！！！
なんで？美大出身なの？と思われるかもしれません。違います。私マーリーは専門学校卒の看護師です。
なぜ732万678円の奨学金返済男に共感するかというと‥‥『借金を気にしない両親を持つ』という点です。
というか、私がこの本を読んではじめの感想は『みんなこんなに家計のことを考えているんだ！』でした。
私の両親もリボ払いこそしていないとは言え(多分していない、していないでくれ)いつもカード払いに追われています。兄と私がまだ学生だった頃は、月末になると母が「今月も引き落とせないから来月に回すしかない」「次はどこから借りようか」と鬼の形相でやりくり(？)していました。今はまだマシなようですが、相変わらず「給料日に先月分の引き落としで無くなっちゃうのよ～」と話していました。
そんな家計の中で育った私は・・・カード払い恐怖症です。
タイヤ交換でカー用品店に行ったとき、年会費無料のカード会員になれば工賃が無料になるとかでキャッシュカードは作ったけれど、その時のタイヤ代引き落としのみであとは使ったことがありません。いつもニコニコ現金払い。
時代はキャッシュレス、現金払いは情弱のすること・・・と言われているけど、母の「カード払いはお金を使った自覚がどんどん無くなっていく」「最初は気をつけていても、年々麻痺していく」という教えが胸に刻まれているのです。
今年の4月に縁もゆかりもない、知り合いもいない雪国の田舎で就職して一人暮らしをはじめて約9か月、幸いにも現金払いができないお店は無く、通販もあまりせずに生きてこれました。
そして話はやや戻って、私も沼田翔平ほどではありませんが借金があります。奨学金・・・いえ、学資ローンの返済です。
私は看護専門学校を学資ローンで通いました。なぜ奨学金でないかというと、両親が申し込んでいたからです。嗚呼、沼田くん・・・！
奨学金ではダメだったのか？という質問を両親にした際、「入学にはまとまったお金が必要で、奨学金は月々ちょっとのお金しか貸してもらえないらしいから」と説明されました。つまり、奨学金では私は入学すら難しかったということ？
ここら辺については私も色々な疑問がありますが、母を強く問い詰めたところ「それしかなかったのよ！！」「お母さんたちも色々考えたの！！」とややヒステリックになり、それ以上の情報を得ること以前に母を壊しかねないため諦めています。
現に私は卒業して看護師の国家資格もあり、働けてるし。自転車操業だったかもしれないけど、ありがとう両親。
そんな経緯の学資ローン、総額は1,998,618円(199万8618円)(利息2%)、返済は18,398円/月の121か月(10.08年)です。沼田くんの1/3以下ですね。急に裏切ったみたいになっちゃった・・・ごめんね、沼田くん。
そして今月初ボーナスが出て、私は4月からの貯金も合わせて50万円繰り上げ返済しました。厳密にいうと、地元の銀行から母親名義で借りて、私が就職先の地方銀行から大手銀行の口座に移し母に送金、実質母が返済しているので、まだ送金しただけで繰り上げ返済の手続きはしていません。手間と繰り上げ返済の契約変更手数料がかかるため、母と私は100万になってから繰り上げ返済したほうが良いか迷っています。(どうなんでしょうか・・・)
でもそんなこんなで月々の1万8,398円も返済しながら、50万円貯めた私に乾杯！メリークリスマス！！
しかし、残り134万6,899円です。まだまだ慣れない一人暮らし、人生初の雪、あと3ヶ月で社会人2年目(現在24歳)・・・
浪費大好き！
インスタグラムで地元の同級生は女子、おめでた婚ラッシュ！男子、株か投資かねずみ講で新車購入ラッシュ！！
(地元にいる親友情報だと出身高校の男子同級生の間でねずみ講、情報教材の勧誘が流行っているようです。どんな地元だよ)
一人暮らしを始めたときより疎かになっていた家計簿を引っ張り出し、楽しく浪費しながら、学資ローン全額返済ともう一つの夢、暖かい地元に帰って可愛いペット(実家の2匹の犬が天寿を全うしてから迎えたい)を大切にしながら暮らすことに向かって策を練っていくぞ！
ちなみに『うたたねは毎日ねむい』さんのYouTubeチャンネルはかなり癒されるし、勉強にもなって、節約への意欲がゆったりと湧いてきます。
